今年のG8サミットではアフリカ支援が大きく取り上げられ、また今後多くの援助が向けられることが決まった。またNGOもホワイトバンドに代表される一大 ムーヴメント(珍しくも日本でも!)によって徐々に目が向けられるようになってきている。また先日までNHKスペシャルでもアフリカが大きく取り上げられ た(まだビデオ見ていないけど)。これまで債務の問題を中心に扱う 中 で、必然的にアフリカの問題に「なんとなく」関わってはいたけれど、今年はもう少ししっかりと関わろうと、いくつかの企画を仲間たちと考えている。今思え ば、皆さんにご協力頂いているスーダン、ダルフールでのジェノサイドを止めよう!とアピールするTシャツの件もまた関係しているんだろう。
そんなどちらかといえば前向きに自分心はアフリカと向き合おうとしているなかで、アフリカの情報を見回りつつ、目にするのはやはり色々な問題ばか り。そうした情報を「今のアフリカの問題」という視点からどれだけ問題解決的に見ることができるか?ということが必要なのだけれど、その現実はただただ辛 いものでもある。
例えば、南部との和平が進みつつあったスーダン(もちろんダルフール地域の問題は継続中)では、ヘリコプターの墜落により元反政府勢力「スーダン
人民解放軍(SPLA)」の最高司令官で、内戦終結に伴って和解政府の第一副大統領に先月9日なったばかりのジョン・ガラン氏が亡くなった。全権を握り続
けてきたガラン氏が亡くなり、SPLA内での権力争いも絡み、和平に暗雲が立ちこめたことを報じるところもある(読売新聞
)。