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国際協力・NGO情報ブログ:別館

国際協力やNGOについて興味のある分野の情報をまとめています。

AFRICANMAP.gif   今年のG8サミットではアフリカ支援が大きく取り上げられ、また今後多くの援助が向けられることが決まった。またNGOもホワイトバンドに代表される一大 ムーヴメント(珍しくも日本でも!)によって徐々に目が向けられるようになってきている。また先日までNHKスペシャルでもアフリカが大きく取り上げられ た(まだビデオ見ていないけど)。これまで債務の問題を中心に扱う 中 で、必然的にアフリカの問題に「なんとなく」関わってはいたけれど、今年はもう少ししっかりと関わろうと、いくつかの企画を仲間たちと考えている。今思え ば、皆さんにご協力頂いているスーダン、ダルフールでのジェノサイドを止めよう!とアピールするTシャツの件もまた関係しているんだろう。

 そんなどちらかといえば前向きに自分心はアフリカと向き合おうとしているなかで、アフリカの情報を見回りつつ、目にするのはやはり色々な問題ばか り。そうした情報を「今のアフリカの問題」という視点からどれだけ問題解決的に見ることができるか?ということが必要なのだけれど、その現実はただただ辛 いものでもある。

 例えば、南部との和平が進みつつあったスーダン(もちろんダルフール地域の問題は継続中)では、ヘリコプターの墜落により元反政府勢力「スーダン 人民解放軍(SPLA)」の最高司令官で、内戦終結に伴って和解政府の第一副大統領に先月9日なったばかりのジョン・ガラン氏が亡くなった。全権を握り続 けてきたガラン氏が亡くなり、SPLA内での権力争いも絡み、和平に暗雲が立ちこめたことを報じるところもある(読売新聞 )。


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水週間  すでに日にちが変わってしまったけれど、8月1日は「水の日」だ。水の貴重さや水資源開発の重要性への関心を高め、理解を深めるために制定された日で、7日までの1週間が「水の週間」となっている。この時期に制定されたのは「年間を通じて水の使用量が多く、水について関心が高まっている8月の上旬が適当である」ということだそうだ。この1週間でいろいろと全国で水のイベントが開かれるようだ。ちなみに「国連水の日」というものもあって、1992年に国連で採択されたこの日の前後には、3年に1度「世界水フォーラム」という国際会議が開かれている。ちょうど来年の3月にメキシコシティで第4回の世界水フォーラムが開催される。一昨年には第3回が京都・大阪・滋賀の3県を跨いで開催されて、青春18切符で1週間ほど会議に参加したのはいい思い出だ。そしてそれを契機に水問題は僕のライフワークのひとつにもなった。

 水は身の回りにあるが故に逆に意識的になりにくいようだ。野口さんがちょうどスペースシャトルで宇宙に飛び出ているけれど、ガガーリンが「地球は青かった」と口にしたように、この地球の大部分が「水」で成り立っている。さらには、僕たちの体内の多くもまた水で占められている。そして僕たちは水なしに生きることはできない。けれども、逆にそんな「当たり前」だからこそ、水に意識的になることはない…というのが現実らしい。

 地球上の水のわずか0.007%しか利用することができない人類。それを分け合って生活をしている。しかし、分け合って…といっても、実際には10億人はきれいな水を飲むことができない状態にあり、「20世紀の戦争は石油を争って起こったが、21世紀の戦争は水を巡るものになるだろう」と言われるくらい、実際問題として深刻な問題となりつつある。

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ジャマイカ 今年の下半期がスタートしてすでにひと月が経ってしまったけれど、この半年の僕のNGO的な対象はカンボジアとジャマイカ、そしてアフリカになりそう。カンボジアは昨年度末に引き続き、今年度もまた調査に行く予定にしているためで、こちらは純粋に「NGOに関する研究」というのが主題なのだけれど、ジャマイカとアフリカはNGOの活動という意味で焦点を当てることになりそう。

 今日は、そのひとつジャマイカに焦点あてた映画『ジャマイカ 楽園の真実』の上映会を来月末行うことになって、その第1回目のミーティングがあった。ジャマイカといえばレゲエ、レゲエといえば夏!という感じで、福岡周辺でもレゲエなどのフェスがいくつか開かれているけれど、その陽気なリズムやジャマイカのあるカリブ海の美しい真っ青な海、ラム酒にブルーマウンテンなんかもあるよな・・・なんてイメージとはかけ離れた現実がある。

 人口、面積ともに新潟県とほぼ同じジャマイカは、1962年にカリブ海の英領植民地で最初に独立した。観光と海外在住者からの送金、またボーキサイト哉農作物の輸出程度の限られた外貨獲得手段しかなく、ほどなく国際通貨基金(IMF)のお世話になることになる。IMFが融資をすることと引き替えに求めたのは、『構造調整プログラム(SAPs)』と言われるもので経済の自由化(もちろん民営化も含まれる)を推進するためのさまざまな具体的な計画を作り、実行することを条件にした。その結果は悲惨なものだった。


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いつも当ブログ『国際協力・NGO情報ブログ』をご覧頂きありがとうございます。またコメントやトラックバックなどをお寄せ頂き感謝します。

この度、ドメインの取得にともない、下記アドレスにブログを移転します。

新『国際協力・NGO情報ブログ』 http://ngo.f-kikaku.net/

時間のあるときに少しずつ作業を行っていたのですが、ようやくご覧頂ける状態になりましたのでご案内いたします。確かにここのブログは重いのですが、特に何か強い不満があるというわけではなく、個人的にやはり「ランキング」の存在により、いろいろと気になることがあったというのが大きいです。落ち着いて記事をご紹介し、皆さんと議論や対話、そして情報の交換を行うとともに、また今後行いたいプログラムとの関係性なども合わせて考えてみて、こうした形になりました。皆さんにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

スマトラ島沖地震・津波被害やイラクのこと、またそれ以外にも多くの問題を世界的には抱えていますが、それらを少しでも良くしていこうとするNGOの姿を中心に国際協力について、よりいっそう考えていきたいと思っています。

なお、移行後、最新の記事は、スマトラ沖地震・津波に関する募金に関する新しい情報も交えた、総合情報を掲載する予定です。

これまでAmeba Blogで出会うことができた皆さんに感謝とお礼を申し上げるとともに、どうぞこれからも『国際協力・NGO情報ブログ』をよろしくお願いいたします。

2005年1月9日
管理人:ダイスケ

■なお、こちらのブログは過去記事をすべて移転することもできないため、Ameba blogさんがお許し頂ける限り、設置させて頂きたいと思っています。
ご心配をおかけして申し訳ありません。調子も徐々に良くなってきました。コメントやメールなどにてお気遣い頂きありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。

今日は、先ほどメールにて届いたスリランカの被災状況を現地の人の来日講演・報告についてご紹介します。ご関心のある方は是非こちらの反差別国際運動(IMADR)日本委員会ウェブサイトより詳しい開催日時などをご覧下さい。

各NGOの調査から帰国された方の報告会が今日から次々に行われていますが、現地の方の話を聞くというのは、この状態の中、あまりあることではないと思います。



インド洋大津波・緊急救援の現場から、スリランカの活動家が緊急来日:全国5ヶ所で被災状況を報告します


東京、鳥取、大阪、彦根、堺
(1/13~)

インド洋大津波による被害は20世紀以降最大規模となり、少なくとも12カ国で15万人以上もの死亡が確認され(1月5日現在)、数万人の行方不明者が確認され、数十万人が住居や生活基盤を失い数百万人以上が避難生活を余儀なくされています。

そのような状況のなか、災害が発生した12月26日以降、自らが被災者であるにもかかわらず立ち上がり、貧困や内戦に苦しみ、社会的に排除されてきたことに加えさらに厳しい事態に直面している人びとの救援のために奔走してきたスリランカの活動家、ニマルカ・フェルナンド(IMADR理事長)が来日。スリランカの活動家から見た被災状況と現場のニーズを報告します。

被災地の人びとの中にも、いち早く立ち上がり懸命に努力している活動家がいるということを多くの皆さんに知って頂くと同時に、日本を含む国際社会はこの局面において何ができるのか、共に考えることができればと思います。

▼ニマルカ・フェルナンド(Nimalka Fernando)のプロフィール

 特に女性の人権に焦点をおいて活動するスリランカの人権活動家・弁護士。スリランカでは内戦に伴う国内避難民女性の支援、湾岸地域への移  住労働女性の支援の他、国際的には人身売買撤廃にむけての地域的な枠組み作りのための活動やNGO間の連携の促進などにリーダーシップを発揮してきた。2001年の国連反人種主義・差別撤廃世界会議ではアジア太平洋地域NGOコーディネーターを務める。また、SAARC(南アジア地域協力連合)が2002年に採択した女性と子どもの人身売買に関する地域条約の起草や実施プロセスにもNGOとして積極的に関わっている。現在、多くのNGOの理事を務める他、スリランカにある平和と民主主義のための女性連合代表、IMADR理事長。

○各地での講演会・報告会の概要(1月8日現在)
東京(1/13)、鳥取(1/15)、大阪(1/17)、彦根(1/17)、堺(1/18)
→各地域の詳細は、こちらの反差別国際運動(IMADR)日本委員会ウェブサイトのなかにある「スリランカの活動家による緊急来日報告」(PDFファイルorDOCファイル)をクリックし、ダウンロードしてご覧下さい。